幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜
あ、ダメだ。
思い出しただけでも赤面する。ただでさえ熱い顔がさらに熱くなってどうしようもなくなった。
恥ずかしさもあるけど朝陽の温もりに安心して顔を埋める。私、朝陽と再会してから何回抱きしめられたっけ………?
私………朝陽がいないとダメになったみたい。
「朝陽、我慢してたって言うけど………他に好きな人がいるんじゃないの?」
「………は?なんでそうなる」
「だって」
お昼、意味ありげに渉くん言ってたもん。
私以外に好きな人いるんじゃないかって。
…………私、以外?
待って………こんな時に、気づきたくなかった。朝陽に抱きしめられて、ようやく気づいたこの気持ち………。
こんな時に気づくもんなの……?
「………うっ、ひっく……」
私、朝陽を好きになったんだ。
朝陽の隣にいるだけで安心する。あなたのひとつひとつの仕草にドキドキする。