約束は午後2時に、あの桜の下で
数時間後ー。
キャンプファイヤーの時間になった。キミは思い切り楽しんで、アキ先生に会えるのを待った。1日会わないと、やっぱり寂しいな。同じ学年なのに、副担任の先生なのに会えないのはすごく辛い。どうしてだろう……?今まで先生にそんな感情は抱かなかったのにー。アキ先生にだけそんな感情があるから余計不思議だった。

この感情って、もしやー。と思った瞬間、

「月島さん」と呼ぶ、聞き慣れた高い声。私を呼んでる暖かな声。

「…っ、アキ先生!やっと会えました…」涙声になりながら、キミはアキ先生をよんだ。
< 17 / 21 >

この作品をシェア

pagetop