学校1人気の先輩は私だけを溺愛する。
「あ、先輩だ!」

「やっぱり、かっこいいよね〜!」

「でも、女を見る目はないよね」

……っ。

女の子達の会話に胸が痛む。

私の、せいで……先輩まで悪く言われてる……。

「ここでお別れだ……バイバイ」

「あ、さようなら……」

いつのまにか学校に着いていて、先輩と分かれる。


「ねえ、ちょっといい?」

先輩と分かれて、廊下を歩いていると知らない3人組の先輩らしき女の人に声をかけられた。

「わ、私ですか?」

「当たり前でしょ!早く来なさいよ!」
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