学校1人気の先輩は私だけを溺愛する。
声が聞こえた方向を向くと、私が大好きな先輩がいた。

「ど、どうしたんですか?」

降りる駅違うはずじゃ……。

「愛奈ちゃんの家族に用があって……」

私の家族に……?

「いじめの件なんだけどさ、愛奈ちゃんのお姉ちゃんに話聞いてもいい?」

お姉ちゃんに?

「い、いいと思います……」

私が勝手に言ってよかったかは、分からないけど、お姉ちゃんは前から先輩のことを大好きみたいだから、いいと思う。

「ありがとう。じゃ、行こっか」

「は、はい……」
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