学校1人気の先輩は私だけを溺愛する。
「大丈夫だよ、俺が出すし」

「で、でも……」

申し訳ない……。

「大丈夫だって。 それに俺は愛奈ちゃんが笑ってくれたらそれでいいよ?」

「……っ」

そ、そんな……。

「じゃ、今日の放課後一緒に猫カフェ行こうね〜!」

「は、はい……!」

先輩は……私のこと、嫌いじゃないのかな?






「お、おはよう……」

学校に着き、由奈ちゃんに声をかける。

「おはよ〜! なんか皆んな、昨日と違うよね〜」

確かに……。

まだ冷たい視線は変わらないけど、昨日とは違う気がする。
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