学校1人気の先輩は私だけを溺愛する。
「由奈ちゃん、先輩のこと何か知ってる?」

「え? し、知らないな〜」

「そっか……」

由奈ちゅんは知らないのか……。

放課後、先輩に聞いてみようっ……!










「愛奈ちゃん! 迎えにきたよ〜」

放課後になり、先輩が教室に来る。

「あ、先輩!」

「猫カフェ、行こ〜」

「はい! 由奈ちゃん、またね!」

「うん!またね〜!」




電車に乗り、先輩の隣の席にすわる。

「あ、あの……先輩って何か話しましたか?」

「え?」

「えっと、クラスの女の子達が話していたので……」

「あー……」

「あと、クラスメイトの女の子が挨拶をしてくれて……嬉しかったです!」

初めて、由奈ちゃん以外のクラスメイトに声をかけてもらえた。

「だから、先輩がしてくれたならお礼がいいたくて……!」
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