学校1人気の先輩は私だけを溺愛する。
「そ、そっか〜……わ、私は降りるね〜」

「う、うん……」

家に帰ったら、お姉ちゃんに……何か言われるかな……。

「大丈夫?」

「あ、はい……!」

先輩を心配させたらダメだ……!

「猫カフェ、楽しみです!」

「……可愛すぎ……」

「え?」

何か言った?

「いや、何もないよ……」

「そ、そうですか……?」






「か、可愛い〜!」

猫カフェの店内に入ると、可愛い猫ちゃんが居て、目を輝かせる。

「わっ……! こ、この猫ちゃん、毛がふさふさしてます!」

「可愛い……」

「ですよね! この猫ちゃん達、皆んな可愛いです!」

「あ、うん……そっちじゃないんだけど」

「……?」

また先輩、何か言った?

「とりあえず、席に座ろうか?」

「はい!」



席に座って、注文をする。

「ご注文はお決まりですか?」

「愛奈ちゃん何か飲みたいのある?」

「えっと……りんごジュースで……」

「りんごジュースですね」

「あ、えーと、あとコーヒーを」

「かしこまりました。少々、お待ちください」

「わ〜! また猫ちゃんがこっちに来ました! 可愛い〜!」

なんで、こんなに可愛いだろう……!

癒されるなぁ……。
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