いつでも側に〜一途な両片想い〜
「畑中さんが弁護士になられていて驚きました。うちの事務所の、鈴さんの所属当初のご両親の登録には、会社員となっていましたので」
「そうですね。鈴の母親との離婚をきっかけに、弁護士になるために仕事を辞めて勉強し直しました。大学生の頃は弁護士を目指していたんですが、家族を養うために就職したんです」
「そうですか。離婚されてから鈴さんとは?」
「会っていません。会わせてもらえなくて……」
「失礼ですが、養育費とかは?」
「私はもちろん払うつもりでいたんです。ですが、いらないから関わるなと言われて……。養育費として払うはずのものは、鈴名義で預金しています」
父親は、話をしていても鈴に愛情があることがわかる。
「そうですね。鈴の母親との離婚をきっかけに、弁護士になるために仕事を辞めて勉強し直しました。大学生の頃は弁護士を目指していたんですが、家族を養うために就職したんです」
「そうですか。離婚されてから鈴さんとは?」
「会っていません。会わせてもらえなくて……」
「失礼ですが、養育費とかは?」
「私はもちろん払うつもりでいたんです。ですが、いらないから関わるなと言われて……。養育費として払うはずのものは、鈴名義で預金しています」
父親は、話をしていても鈴に愛情があることがわかる。