いつでも側に〜一途な両片想い〜
「他には?仕事以外では何かしたいことはないの?」
「……」今度は、鈴が切ない表情になる。
「どうした?言いづらい事か?」
少しの沈黙の後、真剣な声で話し出す。
「……。直人お兄ちゃん、直人さんって呼んでいい?」
「あ、ああ」
「直人さん、私の初恋はあなたです。この気持ちに気づいた時から今日まで、ずっと変わらず好きです。辛い日々も直人さんを思い出し乗り越えて来れました。女優ではなく、一人の畑中鈴として、あなたを愛しています」
自分が言いたくても言えなかったこと、世間体を気にして突破できなかった気持ち、見守ると綺麗事で押し殺していた気持ちを、十歳も年下の女の子が告白してくれた。
直人は無意識に鈴を抱きしめていた。
「……」今度は、鈴が切ない表情になる。
「どうした?言いづらい事か?」
少しの沈黙の後、真剣な声で話し出す。
「……。直人お兄ちゃん、直人さんって呼んでいい?」
「あ、ああ」
「直人さん、私の初恋はあなたです。この気持ちに気づいた時から今日まで、ずっと変わらず好きです。辛い日々も直人さんを思い出し乗り越えて来れました。女優ではなく、一人の畑中鈴として、あなたを愛しています」
自分が言いたくても言えなかったこと、世間体を気にして突破できなかった気持ち、見守ると綺麗事で押し殺していた気持ちを、十歳も年下の女の子が告白してくれた。
直人は無意識に鈴を抱きしめていた。