婚約破棄から始まる恋~捕獲された地味令嬢は王子様に溺愛されています
ディアナside②
フローラのお邸に着くとメイドがすぐに彼女のところへと案内してくれた。
広大な土地に本邸と二棟の別邸、温室と研究室が立ち並び洗練された庭も場所によって趣を変えていてとても凝っているの。
そしてここはフローラ専用の中庭。
リビングからつながるレンガのテラスには、マホガニーで作られたテーブルと椅子とソファが備えられている。景観を一体化させるためか茶系とベージュ系で統一されていて、とても落ち着いた空間。
専用とは言っても家族の憩いの場となっているようで今では共有の場となっているのだとか。
わたしもこの中庭はとても気に入っているの。
「お嬢様、ディアナ様をお連れ致しました」
メイドの声にすでに席についていたフローラが読んでいた本を閉じて振り返った。
「ディアナ、いらっしゃい。待ってたのよ」
フローラが待ちかねたようにわたしをテーブルへと招いてくれた。
「こんにちわ。お邪魔するわね」
お気に入りのゆったりとしたソファに腰を下ろすとメイドたちが紅茶とお菓子を用意してくれる。
広大な土地に本邸と二棟の別邸、温室と研究室が立ち並び洗練された庭も場所によって趣を変えていてとても凝っているの。
そしてここはフローラ専用の中庭。
リビングからつながるレンガのテラスには、マホガニーで作られたテーブルと椅子とソファが備えられている。景観を一体化させるためか茶系とベージュ系で統一されていて、とても落ち着いた空間。
専用とは言っても家族の憩いの場となっているようで今では共有の場となっているのだとか。
わたしもこの中庭はとても気に入っているの。
「お嬢様、ディアナ様をお連れ致しました」
メイドの声にすでに席についていたフローラが読んでいた本を閉じて振り返った。
「ディアナ、いらっしゃい。待ってたのよ」
フローラが待ちかねたようにわたしをテーブルへと招いてくれた。
「こんにちわ。お邪魔するわね」
お気に入りのゆったりとしたソファに腰を下ろすとメイドたちが紅茶とお菓子を用意してくれる。