婚約破棄から始まる恋~捕獲された地味令嬢は王子様に溺愛されています
「おねえちゃん。フ、ローラっていうの? フ、フロ……」
リチャード殿下はなかなか発音できないようです。小さい子供には難しいのかもしれません。
「ローラでも構いませんよ」
こちらの方が言いやすいかもしれません。
「うん。ローラおねえちゃん」
「ミャー」
かわいい。今度はきちんと発音できたようです。満足そうに微笑んでくれました。子猫ちゃん、マロンまで名前を一緒に呼んでくれたようで嬉しいです。
「じゃあ、俺もローラって呼ばせてもらおうかな。いいよね」
横からなぜか、レイニー王子殿下が便乗してきます。えっーと、断れるわけはありませんよね? すでに呼ぶ気満々な感じですし、今日限りのことだろうからと思い私はこくりと頷きました。
リチャード殿下はなかなか発音できないようです。小さい子供には難しいのかもしれません。
「ローラでも構いませんよ」
こちらの方が言いやすいかもしれません。
「うん。ローラおねえちゃん」
「ミャー」
かわいい。今度はきちんと発音できたようです。満足そうに微笑んでくれました。子猫ちゃん、マロンまで名前を一緒に呼んでくれたようで嬉しいです。
「じゃあ、俺もローラって呼ばせてもらおうかな。いいよね」
横からなぜか、レイニー王子殿下が便乗してきます。えっーと、断れるわけはありませんよね? すでに呼ぶ気満々な感じですし、今日限りのことだろうからと思い私はこくりと頷きました。