婚約破棄から始まる恋~捕獲された地味令嬢は王子様に溺愛されています
「いいのですか?」
「はい。お手間を取らせることにはなりますが、その方がいいかと思いましたので」
手荷物になるので持っていくのもちょっと気が引けますね。
「それでは、明日までよろしくお願いします」
私は素直に好意を受けることにしました。
「レイ様」
王妃陛下や他の方たちに圧倒されていたのか、立ちつくして壁の花になっていたレイ様に近づいて声をかけました。
「ローラ」
レイ様の表情が和らぎ、やっと笑顔が見れました。心が和みます。やはりレイ様は笑っているときの方がかっこいいですし、好きですわ。
「レイ様、私を助けて下さりありがとうございました」
カーテシーをして礼を取りました。
「いや、どういたしまして。堅苦しい礼はいらないけれど、明日、待ってるから」
「はい。お手数をおかけしますがよろしくお願いします」
少し照れているようなはにかんだ顔のレイ様はちょっぴりかわいいです。
「フローラ様、明日お待ちしております。行ってらっしゃいませ」
エルザやほかの侍女たちが一斉に深くお辞儀をしました。
畏まりすぎなのでは?
不思議に思いつつも
「行ってまいります」
と返事をして部屋を後にしました。
「はい。お手間を取らせることにはなりますが、その方がいいかと思いましたので」
手荷物になるので持っていくのもちょっと気が引けますね。
「それでは、明日までよろしくお願いします」
私は素直に好意を受けることにしました。
「レイ様」
王妃陛下や他の方たちに圧倒されていたのか、立ちつくして壁の花になっていたレイ様に近づいて声をかけました。
「ローラ」
レイ様の表情が和らぎ、やっと笑顔が見れました。心が和みます。やはりレイ様は笑っているときの方がかっこいいですし、好きですわ。
「レイ様、私を助けて下さりありがとうございました」
カーテシーをして礼を取りました。
「いや、どういたしまして。堅苦しい礼はいらないけれど、明日、待ってるから」
「はい。お手数をおかけしますがよろしくお願いします」
少し照れているようなはにかんだ顔のレイ様はちょっぴりかわいいです。
「フローラ様、明日お待ちしております。行ってらっしゃいませ」
エルザやほかの侍女たちが一斉に深くお辞儀をしました。
畏まりすぎなのでは?
不思議に思いつつも
「行ってまいります」
と返事をして部屋を後にしました。