婚約破棄から始まる恋~捕獲された地味令嬢は王子様に溺愛されています
エドガーside
休日の昼。
俺はリリアとデートしていた。まずは昼食だ。この日のために予約をしておいた高級レストランに入った。店員が案内したのは奥の個室だった。ここならリリアと二人でゆっくりできる。
物珍しそうに辺りを見回していたリリアは席に着くと興奮気味に語ってきた。
「エドガー。この前はガーデンパーティーに連れて行ってくれてありがとう。あんなきらびやかな世界があるなんて知らなかった」
「そんなに気に入ったか? また連れて行ってあげるよ」
リリアはあの日のことを思い出したのか、パッと笑顔になるとキラキラした羨望のまなざしで俺を見つめてくる。
かわいいよな。感情が素直に出るってわかりやすくていい。そこにはウソもないだろう。取り澄まして何を考えているかわからないフローラよりずっと好感が持てる。
「わー。ほんと? ありがとう。楽しみー。また行きたーい」
本当に楽しかったんだろう。キャッキャッしているリリアを見ると連れて行ってよかったと自然と俺の顔に笑みがこぼれる。
俺はリリアとデートしていた。まずは昼食だ。この日のために予約をしておいた高級レストランに入った。店員が案内したのは奥の個室だった。ここならリリアと二人でゆっくりできる。
物珍しそうに辺りを見回していたリリアは席に着くと興奮気味に語ってきた。
「エドガー。この前はガーデンパーティーに連れて行ってくれてありがとう。あんなきらびやかな世界があるなんて知らなかった」
「そんなに気に入ったか? また連れて行ってあげるよ」
リリアはあの日のことを思い出したのか、パッと笑顔になるとキラキラした羨望のまなざしで俺を見つめてくる。
かわいいよな。感情が素直に出るってわかりやすくていい。そこにはウソもないだろう。取り澄まして何を考えているかわからないフローラよりずっと好感が持てる。
「わー。ほんと? ありがとう。楽しみー。また行きたーい」
本当に楽しかったんだろう。キャッキャッしているリリアを見ると連れて行ってよかったと自然と俺の顔に笑みがこぼれる。