婚約破棄から始まる恋~捕獲された地味令嬢は王子様に溺愛されています
王妃陛下主催のガーデンパーティーは伯爵以上の選ばれた貴族しか招待されないからな。テンネル侯爵家嫡男の俺が招待されるのは当然のことだ。
リリアは男爵令嬢だから残念ながら招待はされていなかったけど、どうしても連れていきたかった。俺の婚約者はフローラではなくリリアだとみんなに示したかったからだ。
母上にリリアを同伴することを伝えると渋い顔で却下された。
招待客以外の同伴は高位貴族でなければ出席できないこと。もし子爵家、男爵家だった場合は事前に主催者側に許可をもらわなければならないといわれた。それであれば、許可申請をしてほしいと何度もお願いしたが結局やってもらえず。
俺はテンネル侯爵家の嫡男だし、身分を笠に着るわけではないがどうにかなるだろうと思い、内緒で連れて行った。
当日、招待状を見せて隣にいるリリアの身分と俺の婚約者だと伝えるとすぐに通してもらえた。母上が言った許可申請は何だったんだ? 全然問題にならなかったぞ。
これもテンネル家の威光が勝っていたって事かもしれないな。ちょろいもんだった。
少し危ない場面もあったけど、王妃様にリリアのことを正式に紹介したらきちんと認めてくれたし、指輪も誉めてくれた。
リリアは男爵令嬢だから残念ながら招待はされていなかったけど、どうしても連れていきたかった。俺の婚約者はフローラではなくリリアだとみんなに示したかったからだ。
母上にリリアを同伴することを伝えると渋い顔で却下された。
招待客以外の同伴は高位貴族でなければ出席できないこと。もし子爵家、男爵家だった場合は事前に主催者側に許可をもらわなければならないといわれた。それであれば、許可申請をしてほしいと何度もお願いしたが結局やってもらえず。
俺はテンネル侯爵家の嫡男だし、身分を笠に着るわけではないがどうにかなるだろうと思い、内緒で連れて行った。
当日、招待状を見せて隣にいるリリアの身分と俺の婚約者だと伝えるとすぐに通してもらえた。母上が言った許可申請は何だったんだ? 全然問題にならなかったぞ。
これもテンネル家の威光が勝っていたって事かもしれないな。ちょろいもんだった。
少し危ない場面もあったけど、王妃様にリリアのことを正式に紹介したらきちんと認めてくれたし、指輪も誉めてくれた。