影の存在
功季君の言葉が、私の頭の中でゆっくりと確かめるように繰り返された
『君の事が、好きなんだ…』
もしかして、私告白されたって事??好きな人に??
夢かと思って、自分の頬をつねった
「痛い…」
夢じゃないんだ
現実の事なんだ
「急にこんなこと言ってごめんね
けれど…、どうしても伝えたくて返事はすぐにとは言わないら、考えてといてくれないかな」
そう言って、功季君は教室からでようとしていた
私の返事は、決まっている
けれど、なかなか口が開かない
もぉー!!
動いてよ私の口
功季君が、行っちゃうよ!!