影の存在
力をふりしぼって、叫ぶように言った

「私も、功季君の事が好き!!」

教室を出て行こうとした功季君の動きが止まった


「…マジで??」

「ぅん…」

やっと、言えた自分の気持ち
恥かしくて俯いてしまった

ギュッ

いつの間にか功季君に抱き締められていた

「しつこいけれど…本当に俺の事好きなの??」


抱き締められながら、私はうなずいた

「マジで、嬉しい!!」

抱き締める力が少し強まった








片思いしていた君と両想いになれたんだね
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