最強な俺様と激甘な王子様
もう揉めごとに巻き込まれるのは勘弁して欲しいと思いながらも、あの青ざめた彼女たちの反応を思い出すとまたクスクスと笑ってしまう。


そもそもなんで私は呼び出されたんだろう。


親しいわけでもないのに、彼女らは何を勘違いしたのか、モヤッと気になりはしたものの、すぐにそのことは忘れてしまった。


あんなキラキラした人たちと、私なんか住む世界が違うんだから。


私の存在を気に留めるなんて、時間の無駄なのにね。


もう、何も起こらなきゃいいけど。

< 13 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop