最強な俺様と激甘な王子様
私は今ここ最近で一番の居心地の悪さを体験中だ。

菜津とふたりでスイーツのはすが。

となりに菜津。
目の前にはキラキラ王子、右斜めには不機嫌なつり目。

嫌なら来なきゃいいのに。

「ね、まさかこんな展開なんて、ヤバいかも、、、」

私の肘を小突いて小声で興奮ぎみの菜津。

まあ、菜津が嬉しいならいいか。

「ふたりはもう決まった?」

「はい。私は苺のパンケーキで。菜津は?」

「うーん、じゃあフルーツタルトにする。」

「俺はチーズケーキ。玲生は、、、メロンソーダ?」

真白くんはいたずらっ子みたいに、ニヤニヤしながら聞いた。

ふーん、メロンソーダ好きなんだ。


チラッと菜津を見ると、可愛いとか思ったのか、惚けた顔になってる。


< 17 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop