最強な俺様と激甘な王子様
その後、菜津が来たのはふたりがいなくなってからだった。


事の詳細を話すとあからさまに残念がった。

やっぱり、、、

「どっちか気になってるの?」

「えっ?なんで?」

「うーん、なんとなく。」

「一目惚れしちゃった、、、煌賀くんに。」

「えー?!」

「そんな驚く?」

「うん、てっきり王子様系の真白くんかと。」

「王子様系って、じゃあ、煌賀くんは何系?」

「、、、野生系?」

それがツボったらしく、菜津はひとしきり笑った。



それから一週間が過ぎた頃だった。


事態が大きく動き出すのは。

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