エリート脳外科医の独占愛に、今夜も私は抗えない

もしかしたら彼女は、楓と雅史の関係に感づいているのかもしれない。極力そんな雰囲気は出さずにいるが、どこかで互いの好意が漏れてしまったか。

でも彼女がなにをしようが、雅史と楓の気持ちが変わらない以上、悪いようにはならない。

そう言い聞かせて自分を納得させながら、その日の仕事を進めた。

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