無題
親も面倒見てくれなくて
国も何もしてくれなくて
だから
15で親を捨て
15で国を捨て
行く宛がなくて
今は戦争の真っ最中
ある日港に外国の船が止まっていて
聞いたことがない国の船だけど
仕方がなく
その船に乗って日本(にほん)を捨てた
そして
その国に降りたって
辺りを見渡したら
色んな人がよくわからない言葉を喋って
いた
よくよく聞けば
日本語ようなことを話て
それはそれはでたらめな日本語
おはようが「ニギルギ」
こんにちは「ラハラマ」
さよなら「ガリルリバ」
を話していた
ここの国は
名前も知らなくて
誰も聞いたことがなくて
パラオやマカオなど
一部日本語喋っている感じじゃなくて
そうと今は考えたら戦争中
あるところからミサイルが飛んできて
町ごとぶっ飛んで
町いや国まるごと
無くなった