俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
こはるは俺のものだ。
絶対誰にも渡さない。
吸っていた煙草を灰皿に押し付け、瞳を閉じる。苛立ちは膨れ上がり爆発しそうになり、考えることをやめようと思考をシャットダウンさせた。
こはると結婚してから、俺ばかり振り回されている。当初はあいつを自分のものにすれば気がするのではないかと考えていたのだが、すでにそれだけでは物足りなくなっていた。
こはるの髪から足の先まですべて俺だけのものにしたい。俺以外の人間を見つめるのは許さない。
そんな独占欲が今もなお膨れ上がり続けている。