俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
それもこれも6年前、こはるが言った言葉のせいだ。
あの時は俺も26で、まだまだ若造だった。こはるはといえば高校2年で17歳になったばかりだった。
母親同士が大親友ということで、幼い頃はたびたびあっていた俺たちだったが、成長するにあたって会う頻度は減っていっていた。
理由としては俺がわざわざ母親に付き合うのを拒否したからというものと、あの頃の俺は窮屈な家に嫌気がさし、荒れていたからというのもある。