俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜

 好きだとか、愛しているだとか俺にはよく分からない。ただ、彼女の全てが欲しいという欲望が溢れ出して止まらなかった。

 この夫婦生活は人生の中で今までにないほど充実したもので。俺はこの時間を失いたくないのだと自覚する。

 帰路に着くために車に乗り込む。
 どうやら内山が運転係のようで、俺は今日のこはるの様子を尋ねた。

 本日のスケジュールは撮影や収録だったようだ。少し疲れた様子は見て取れるが、そこまで重大なものではなく通常通りにこなせていたと。
 その話を聞き、どこか安心したような気持ちを覚えた。
< 160 / 291 >

この作品をシェア

pagetop