俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜

「あのさ……………………いや、撮影、頑張ろうな!」

「え? ……う、うん。もちろん」

 何かを言いかけた様な遠藤に頭を傾げながらも彼が話さないのならば無理に聞き出すのも憚られてそのまま返事を返す。

 そして私はそのまま現場を後にするのだった。





 そして3日後。
 とうとう映画の撮影が始まった。

 今回の撮影は新人の私が主演ということで、撮影自体はほぼ物語に沿った順で行われることになっていた。多少の前後はあるのだが、それでもバラバラに撮影するよりかは役に入りこみやすい。
< 176 / 291 >

この作品をシェア

pagetop