俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
そこには何故か内山が立っていた。
「玲二様、こんな時間に確認もせずいきならドアを開けるのはよした方が……って、もしや酔っ払っていらっしゃいますか?」
「ああ、内山か…………なんだ? 俺が酔っ払ってちゃ何か悪いことでもあるのか?」
「いえ……ただ、玲二様がお酒を嗜むだなんて珍しいこともあるもんだなと思っただけです。……それにしても、少し酔いすぎてはありませんか? お酒臭いですよ」
内山の言葉に鼻で笑いながら壁に体重をかけ、嘲笑の笑みを浮かべた。
「別に構わん。俺は飲みたいと思ったときに飲むし、他人の指図はうけんからな」