俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜

「……俺の目に狂いはなかったな」

「第一声にそれ?」

「ふっ………………主演女優賞の受賞おめでとう。これでようやく花宮いつきと並んだな」

 私はその言葉に頷く。
 ずっと目指していた終着点。その折り返しにようやく辿り着いたのだ。玲二の顔を見ていると抑えていた感情が溢れ出す。

「…………ねぇ、玲二さん。私、あなたと結婚できて本当によかったです。……今まで本当にありがとう」

「俺もこはると結婚できて幸せだ。ーーいつまでも愛してるよ」

「私もーー」

 私たちは微笑みあい、熱く抱擁したのだった。
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