俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
いまだに腰が引けてる私を置いて、次々に玲二は家具のイメージやデザインなどを決めていく。私の仕事は基本的に「これとこれ、どっちがいい?」と聞かれて指差すだけだった。
そんなこんなで家具は全て決まり、車に戻った。そこで私はふと思う。
「……というか! 私たち一緒に暮らすんですか!?」
玲二の勢いに呑まれてしまい今まで忘れていたが、大事なことを聞いていなかった。
妻になるということはなんとなく説明があったが、それ以外の取り決めなどなにも行っていない。