初対面でプロポーズしてきた、イケメン旦那様に溺愛されてます。
 映画館についた。
 その前にあるレストランで食事した。
「映画の時間まで、少しあるから、夕食食べよう。」
と言われた。
 食事をしたが、なかなか緊張で喉通らなかった。
「大丈夫?」
「緊張で、喉通らない。」
 しかし、無理して食べた。
「無理しなくてもいいよ。」
「いや、せっかく作ってくれたのに食べないのは申し訳ないんで。」
「本当、いい子だね。」
「いや、そんなことないですよ。本当、普通のことです。」
 褒められたのか微妙な気分だった。

 映画の時間になり、映画を観た。
 アクション映画を初めて観たけど、結構面白かった。
 見終わった後、感想を聞かれた。
「どうだった?」
「面白いですね。なんか、ただ単に戦うだけじゃなくて、守りたいものとか強くなりたいとかそれぞれ理由があって戦うんですね。徐々に強くなるように鍛えるのも面白かったです。」
「ありがとう。俺が作ったわけじゃないけど。喜んでもらえて嬉しい。」
「いえ、思ったことを言っただけです。」

 熱く語り過ぎたと反省した。恥ずかしくもなった。
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