初対面でプロポーズしてきた、イケメン旦那様に溺愛されてます。
 一緒にベッドに入った。
「おやすみなさい。」
「杏奈。」
 キスして、抱きしめてくれた。

『ついにこの日が来たかぁ。』
 心臓がバクバクして止まらない。

「大丈夫だよ。こわい?」
「うん。」
「大丈夫。」
 激しくキスを長くしてきた。

 パジャマのボタンを外し始めた。
 首筋にキスされた。
 すごく緊張で、力が入ってしまった。
 そして、涙が出た。
 ただ、ただ、頭が真っ白になった。

 急に優さんがやめて、ボタンをはめてくれた。
「無理しなくていいよ。」
「ごめんね。」
 ギューッと強く抱きしめてくれた。
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