初対面でプロポーズしてきた、イケメン旦那様に溺愛されてます。
身体と身体がくっついていた。
 温かさを感じた。優さんの心臓の鼓動が早いのがわかった。
「優さん、心臓早い。」
「緊張してるもん。」
「そうなんですね。」
「そうだよ。大好きな杏奈とこうなってるんんだもん。緊張するよ。」

『優さんでも、緊張するんだ。』

「杏奈、いい?」
「はい。」
「ゆっくりするね。無理だったら言って。」
「うん。」
 私と、優さんは繋がった。
「大丈夫?」
「うん。大丈夫。」
 優さんは、最後まで私のペースに合わせてくれた。 

「大丈夫だった?」
「はい。少し痛かったけど、嬉しいです。幸せです。」
キスした。
 私の初体験だった。幸せな初体験だった。

 私たちは、抱き合って寝た。
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