初対面でプロポーズしてきた、イケメン旦那様に溺愛されてます。
「優さん。どうして?」

「この前の杏奈の電話、変だった。
 だから、秘書に頼んで、杏奈を見ていてもらった。
 すぐ、こっちに戻れなくて、さっき着いた。ごめん。遅くなって。」
「ありがとう。」
 優さんは、私を思い切り抱きしめてくれた。

 男は逃げて行った。

「杏奈さん、秘書の田中です。
 遅くなり、大変申し訳ありませんでした。」
「いえ、本当にありがとうございます。」

「杏奈、帰ろうか。」
「はい。」
 自宅に帰った。
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