初対面でプロポーズしてきた、イケメン旦那様に溺愛されてます。

ドタキャン

 夏になり、花火大会に優さんと行く約束をした。
 すごく楽しみで、浴衣を実家から持ってきた。

 花火大会当日。浴衣を着て、髪を結って待っていた。
 優さんから、電話がきた。
「杏奈ごめん。仕事で行けそうにない。
 本当にごめん。」
「そっかぁ、じゃあ仕方ない。
 頑張ってくださいね。」
ガッカリした。
『浴衣まできて待っていたのに。仕方ない。諦めよう。』
 浴衣を脱いで、部屋から1人で花火を見た。

 夜中になっても帰って来ず、私は先に寝ることにした。
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