初恋は海に還らない
騒がしいのは苦手だ。けれど、友達が欲しくないわけではなかったのに。
誰かに気づいて欲しかった。だから、今日職員室に呼ばれ期待したの。こんな日々が終わるって。
全てを否定され踏みつけられ、お前がおかしいと押さえつけられる。
もう全てが限界で、心の糸はプツリと切れる。
その日、私はどう帰ったのか覚えていない。ただ翌日から、一年以上いじめられても通い続けた学校へ行くのを、パタリとやめた。
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