君の隣だから、笑顔。〜あまのじゃく男子は、いつもイジワル〜
「えっ、優空ちゃん?!」
…なんでここにいるの?!
私が叫ぶと、優空ちゃんは口角を上げ、ふふと笑った。
「みゆうちゃんと一緒に行きたいなって」
「そ…そうなんだ」
ていうか、何で私はさっき、佳那だと思ったんだろう。
期待したって、来るわけないじゃん。優空ちゃんに、あんな酷いこと言うような人、もう知らない!
「そうだわ、ね、昨日大丈夫だった? 秋元さんと」
やっぱり、優空ちゃんは優しい。そこまで気にかけてくれるとか。
「うーん…でも、もう大丈夫」
瀬凪のおかげでもあるけど…ちょっと癪だから、言わないでおこう。
それに……大丈夫だって、言ってしまえば、それを事実にできるから。嘘になんないように…絶対、ふっきる。私は優空ちゃんの味方になるって、決めたんだもん。
私がそう言うと、優空ちゃんは「そう…」と、ため息をついた。そして、上目遣いで私の顔を覗き込んできた。
「でも、心配しなくていいわ、みゆうちゃん。私がいるもの」
「優空ちゃん……っ」
私はうつむいて、せり上がってきた涙を頑張って飲み込んだ。
そんな私に、優空ちゃんがガシッと抱きついてきた。
「大丈夫だよ、みゆうちゃん。私といれば。そう…私と2人なら」
そんな情緒不安定な私は、優空ちゃんの微笑の奥に浮かぶ、また違った顔に気づくことは無かった。
…なんでここにいるの?!
私が叫ぶと、優空ちゃんは口角を上げ、ふふと笑った。
「みゆうちゃんと一緒に行きたいなって」
「そ…そうなんだ」
ていうか、何で私はさっき、佳那だと思ったんだろう。
期待したって、来るわけないじゃん。優空ちゃんに、あんな酷いこと言うような人、もう知らない!
「そうだわ、ね、昨日大丈夫だった? 秋元さんと」
やっぱり、優空ちゃんは優しい。そこまで気にかけてくれるとか。
「うーん…でも、もう大丈夫」
瀬凪のおかげでもあるけど…ちょっと癪だから、言わないでおこう。
それに……大丈夫だって、言ってしまえば、それを事実にできるから。嘘になんないように…絶対、ふっきる。私は優空ちゃんの味方になるって、決めたんだもん。
私がそう言うと、優空ちゃんは「そう…」と、ため息をついた。そして、上目遣いで私の顔を覗き込んできた。
「でも、心配しなくていいわ、みゆうちゃん。私がいるもの」
「優空ちゃん……っ」
私はうつむいて、せり上がってきた涙を頑張って飲み込んだ。
そんな私に、優空ちゃんがガシッと抱きついてきた。
「大丈夫だよ、みゆうちゃん。私といれば。そう…私と2人なら」
そんな情緒不安定な私は、優空ちゃんの微笑の奥に浮かぶ、また違った顔に気づくことは無かった。