六花の恋-ライバルと同居することになりました?-【リメイク版】
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「お、咲雪おはよう」
「咲雪ちゃんおめでとう~! 二位だよ!」
教室に入るなり抱き付いてきた琴ちゃんと、クールな凛ちゃんに「おはよう」と返す。
ん? 二位? ……あ、たぶんあれだ。
私に抱き付いたままの琴ちゃんの肩を、ぽんと叩く凛ちゃん。
「残念だが、琴。咲雪は二位ではおめでとうじゃないんだ」
凛ちゃんは軽く頭を振りながら、残念な報告でもしている感じだ。
それに琴ちゃんは納得がいかなかったらしい。
「なんで? すごいじゃん! 学年二位だよ⁉」
噛みつく勢いの琴ちゃんに、凛ちゃんはやっぱり軽く頭を振った。
「雪村が一位だろう? 雪村が一位、咲雪が二位。中学の三年間、それは揺らがなかったんだ……」
「中学でもそんなことやってたの⁉」
遠い目をする凛ちゃんの説明に驚く琴ちゃん。
私はから笑いを浮かべることしか出来ない……。
凛ちゃんは腕を組んで、すごく風格のある人の雰囲気をかもしだしてきた。
「雪村……さすが咲雪のライバルだぜ……」
「こ――雪村くんと咲雪ちゃんがライバルってそういう意味だったのっ?」
「お、咲雪おはよう」
「咲雪ちゃんおめでとう~! 二位だよ!」
教室に入るなり抱き付いてきた琴ちゃんと、クールな凛ちゃんに「おはよう」と返す。
ん? 二位? ……あ、たぶんあれだ。
私に抱き付いたままの琴ちゃんの肩を、ぽんと叩く凛ちゃん。
「残念だが、琴。咲雪は二位ではおめでとうじゃないんだ」
凛ちゃんは軽く頭を振りながら、残念な報告でもしている感じだ。
それに琴ちゃんは納得がいかなかったらしい。
「なんで? すごいじゃん! 学年二位だよ⁉」
噛みつく勢いの琴ちゃんに、凛ちゃんはやっぱり軽く頭を振った。
「雪村が一位だろう? 雪村が一位、咲雪が二位。中学の三年間、それは揺らがなかったんだ……」
「中学でもそんなことやってたの⁉」
遠い目をする凛ちゃんの説明に驚く琴ちゃん。
私はから笑いを浮かべることしか出来ない……。
凛ちゃんは腕を組んで、すごく風格のある人の雰囲気をかもしだしてきた。
「雪村……さすが咲雪のライバルだぜ……」
「こ――雪村くんと咲雪ちゃんがライバルってそういう意味だったのっ?」