惚れたら負け─お前のこと好きになった─
2年生は副委員か…。私にそんな器はないなぁ。
そう思って静かに話しを聞いていた時…


私の手は隣の一ノ瀬さんによって勝手に挙げられた。


「こいつがやるそうです。」


「はっ?私そんなこと言ってな…」


「早乙女さんっ!やってくれるんですね!では委員長になった3年の今井さんと一緒に進行もお願いします!」


「は、はい。」


これって、新手のいじめだよね?
私はやるなんて一言も言ってないのに酷くない?


でも…委員長の先輩が優しそうな人で良かったかも…。


委員長のいる前へついてペコッとお辞儀をした。


「よろしくお願いします…。」


「よろしくね。早乙女さん。
3-1の今井 瑶(いまい はる)です。」
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