惚れたら負け─お前のこと好きになった─
死っ、!?えっ!?やっと話したかと思ったら突然なにを…


「可愛すぎて俺が死ぬからやめろ。」


「なっ、に言ってるの」


一ノ瀬くんってそういうことを言うのに恥じらいとかないの?


私の方が赤くなってしまう。


「今日は俺の傍から絶対離れんなよ」


「う、うん、離れない」


絶対人多いから、はぐれたらもう会えないとか有り得そうだし……気をつけないとね。


「行くぞ」


玄関を出る一ノ瀬くんの後を追う。


「叶愛は何したい?」


当たり前のように私の手を取った一ノ瀬くんは優しくたずねる。


「んーと、あ、射的とか!?りんご飴と焼きそばも食べたいなっ」


あっ、、、つい………私、なに興奮して……恥ずかしい……


「ごめ、」


「うん、全部やろう」


「え??」


すっごく優しい目………


「…ありがとう、」

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