惚れたら負け─お前のこと好きになった─
「……いいな、」
一ノ瀬くんが取ったくまのぬいぐるみ……すっごく可愛いし。
胸元に赤いリボンがついていて、、顔は少し一ノ瀬くんに似てる、ような?
「叶愛にあげる」
「え?」
「いらないの?」
「ぬいぐるみなんて、欲しくて取ると思う?」
『うん』と素直に頷いてみせる。
だって、私だったら絶対欲しいもん。
「バカ、違うわ」
一ノ瀬くんは私のおでこに軽いデコピンを放つ。
そしてそれから
「叶愛がもらって。そのために取った」
そんなふうに優しく目尻を下げた。
「……あ、りがとう」
「ん」
「…次!りんご飴食べよう!一ノ瀬くんも食べる?」
さすがに恥ずかしくなってしまって、慌てて口を開く。
「甘そ…」
あ、一ノ瀬くん甘いの嫌い??
「食べない?」
一ノ瀬くんが取ったくまのぬいぐるみ……すっごく可愛いし。
胸元に赤いリボンがついていて、、顔は少し一ノ瀬くんに似てる、ような?
「叶愛にあげる」
「え?」
「いらないの?」
「ぬいぐるみなんて、欲しくて取ると思う?」
『うん』と素直に頷いてみせる。
だって、私だったら絶対欲しいもん。
「バカ、違うわ」
一ノ瀬くんは私のおでこに軽いデコピンを放つ。
そしてそれから
「叶愛がもらって。そのために取った」
そんなふうに優しく目尻を下げた。
「……あ、りがとう」
「ん」
「…次!りんご飴食べよう!一ノ瀬くんも食べる?」
さすがに恥ずかしくなってしまって、慌てて口を開く。
「甘そ…」
あ、一ノ瀬くん甘いの嫌い??
「食べない?」