惚れたら負け─お前のこと好きになった─
「ご、ごめん!私もう帰るね!!見つけてくれてありがとう!」


「あぁ。また明日な。」


「う、うん?」


明日も…??と疑問に思いながら、私は何となく頷いた。




─そこから、私の高校生生活が狂っていくことも知らずに…


「あいつ、マジで俺のもんにする…。」


私が立ち去ったその場所で、一ノ瀬くんが静かに呟いていた事も、知らなかった…。
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