惚れたら負け─お前のこと好きになった─
…お姉ちゃんみたいな安心感がある…。


「俺が守るからいいよ。」


その声がした瞬間に、文香ちゃんの優しい腕から引き離されて、軽く頭をぽんぽんされた。


「きゃ〜〜!!!一ノ瀬くんっ!!!?」


「待って!あれ!早乙女さんだよねっ!?」


ちょっと…視線が痛いです……。


助けを求めるように文香ちゃんの方を向くと、文香ちゃんは一ノ瀬くんを睨んだ。


文香ちゃんには、私が『モテ男子』という類の人が苦手なのを言ってるから…


「やめてくれますか?叶愛は私の天使なので。」


なんかバチバチいってる…。


「あの、やめ…」


「お前らー青春すんなよ笑 もう終わるから座れ。」


先生が楽しそうに笑いながら、止めてくれたおかげで、自体は収まった。
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