惚れたら負け─お前のこと好きになった─
「姉ちゃん行くよ。」
私にしか聞こえないくらいの声でささやいてどんどん進んでいく慧。
えっと、あっ、
「い、一ノ瀬くんっ!ありがとうっ」
もう聞こえない距離かもしれないけど、お礼だけは言いたかった。
遠くで一ノ瀬くんが頷いたのが見えた。
「姉ちゃん…あいつ何?付き合ってんの?」
「違うよ。クラスメイト。委員会が一緒なの。」
「ふーん。でも、ダメだからね。ああいう無駄にイケメンな男は姉ちゃんが傷つくことになるから。」
分かってるよ、、、1度、、傷ついたことあるし、、
それに、、
うーん、好きになるとかありえないんだけどなぁ…。
慧は弟として心配してくれてるんだもんね。
「うん。分かった。私はしばらく誰かと付き合ったりする気はないよ。慧のお姉ちゃんだから。」
私にしか聞こえないくらいの声でささやいてどんどん進んでいく慧。
えっと、あっ、
「い、一ノ瀬くんっ!ありがとうっ」
もう聞こえない距離かもしれないけど、お礼だけは言いたかった。
遠くで一ノ瀬くんが頷いたのが見えた。
「姉ちゃん…あいつ何?付き合ってんの?」
「違うよ。クラスメイト。委員会が一緒なの。」
「ふーん。でも、ダメだからね。ああいう無駄にイケメンな男は姉ちゃんが傷つくことになるから。」
分かってるよ、、、1度、、傷ついたことあるし、、
それに、、
うーん、好きになるとかありえないんだけどなぁ…。
慧は弟として心配してくれてるんだもんね。
「うん。分かった。私はしばらく誰かと付き合ったりする気はないよ。慧のお姉ちゃんだから。」