これを溺愛だとは認めない!
授業の知らせるチャイムが響いたと同時に、たまのクラスにダッシュする。


ヤベエ。凄く楽しいし、生きている感じが凄い。


教室の近くに着いた瞬間、前から歩いて来たたまと目が合った。


ち、ちょっ、待て。

たまの奴、可愛さがパワーアップしてねえか?

その原因は新しい髪型なんだが、可愛すぎる。


たまと話したい。

なのに、俺を見付けた女子生徒が人集りになって邪魔。ウザイ。


「俺に話し掛けるんじゃねーよ!!」


そう叫ぶと、ビクッとなって何処かに言ってしまった。


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