これを溺愛だとは認めない!
「じゃあ、弁当食うか!」

「は、はい!!」

「俺に着いて来いよ!」

「分かりました!」


たまが着いて来たのを確認して、向かった場所は学校の屋上。


今は、侵入禁止になっているけど鍵を持っていたりする。

俺だけの場所。


ポケットから鍵を取り出すと、鍵穴に刺した。


「屋上……なんて、初めてです!!」


目をキラキラさせたたまは、空を見上げて気持ち良さそうにしている。


「気持ちいいだろ!!
お……、俺の場所だけどたまなら何時でも使っていいぞ!!」

「あ、ありがとうございます!!」
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