これを溺愛だとは認めない!
たまが弁当箱を開けた。


「そのお弁当たまが作ってるの?」

「あ……。は、い」

「マジ?」


たまが作った料理を食べたくて堪らない__


「たま!!」

「は、はい」


99パーセント断られるだろうが、どうしても欲しかった。


「おかず一口だけ……でいいいから、食べてえ……」

「へっ?」

「たまが作った料理、どうしても食べたいんだよ!!」


そんなに料理上手って訳じゃないのだが、たまの作った料理に惹かれてしまう。


不思議な魅力。
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