これを溺愛だとは認めない!
「あ、ありがとうございます」

「て、ずっと思ってたんだけど敬語じゃなくて良いからな!!」


敬語だと、たまとの間に壁を感じる。


「は、い。でも、敬語で話すのが癖なので……」

「そうか!癖か!なら、少しずつ慣れていけば良いよ!
そうだなー。まずは、俺の事を風って呼んでみろ!!」


たまとの距離を少しでも縮めたい。


面倒くさいのは嫌いなはずなのに、たまが絡むと必死になれるから不思議だ。


「ふ、風……!?」


あ、凄く良い__
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