これを溺愛だとは認めない!
私は風先輩が好き__


そう感じた瞬間、うるさく騒ぐ心音にどうにかなりそうだ。


気が付いたら風先輩から目が離せない。


隣には大好きな咲先輩がいるのに……、風先輩ばかり気にしてしまう。

見てしまう。


そうしているうちに、風先輩と目が合った。


こちらに歩いてくる風先輩の姿から、目が離せない__


「おい!
せっかく、咲との時間作ってやったのに、何考えてるんだよ!」


えっ。

私の為だったの?






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