これを溺愛だとは認めない!
誰も居ない静かな場所に着くと、風先輩が目の前に立った。


「た、たま!」

「はい?」

「俺の事どう思う?」


どう思う__?


素敵でかっこよくて、優しい__


スーパマンみたいな存在。


「風先輩と居るとドキドキしまし、ま……すね!」

「ずっと、一緒に居るか!?」


ずっと一緒にいる。

それが出来たら心強いが、先輩は三年生で私は一年生。

ずっと一緒になんて、無理な話だ。





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