これを溺愛だとは認めない!
「なんで、迷惑な訳!!」


風先輩は人を見た目で判断しないから、私と仲良くしてくれている。

でも、でも、止まらない__


「だって、私、見た目こんなだし……」

「こんなんって、どんなだ!!
可愛過ぎるって事か!?」


有り得ない返事に首を振りまくった。


「なんだよ!お前首振り人形か!!!
本当に何もかもが可愛いな!!」


何もかもが可愛い?

先輩は視力があまり良くないのだろうか。


「か、可愛くなんかないんです……。
風先輩は優しいから気を使ってるのかも知れないけど、私分かっています。

私、不細工なんです……」




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