これを溺愛だとは認めない!
そこで、思い出したのが雅の存在だ。


髪はツヤツヤでいつも可愛くセットされてるし、制服だって今時の着こなし。

桜色の唇はツヤツヤしているし、爪先まで桜色で綺麗。


買ったメモ帳を一枚ちぎると、雅にメッセージを書く。


〖雅さんって、いつも綺麗だよね……。
私も、綺麗になりたいけど無理かな?〗


雅には不細工扱いされていた時期が有る。


だから、怖いけど……私の事を可愛いと言ってくれる風先輩の為に頑張りたい。


手紙を雅の机に回すと、少ししてから返事が帰ってきた。
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